こだわり

もち米

店に隣接する店所有の田んぼで収穫しているもち米は、幻となった「新大正もち米」です。
新潟県を代表するもち米は、「こがねもち」です。このもち米は、９月に刈りとられ、収穫量も一反当たり９俵（６０ｋｇ）以上です。これに対して、当店の新大正もち米は、１０月に入るまで実らせている必要があるにもかかわらず収穫量は一反当たり６俵と極端に少なく、農業者泣かせのもち米です。しかしながら、新大正もちの風味、美味さは、絶品です。当超風庵のもち料理は、全てこの新大正もち米を使用しています。

料理

料理は、地元新潟の田舎料理、精進料理です。他にも、当聴風庵開店時よりNHK出演料理家の藤井まり先生に教わり試行錯誤の結果できた料理もあります。健康食、スローフーズ、食材の安心安全にこだわった数多くの料理をご堪能下さい。

よもぎ大福

聴風庵名物よもぎ大福（草もち）は、そのよもぎには特にこだわっています。深山守門岳で採取される新芽のよもぎだけを吟味しています。採取する人は、守門岳が高山であるが故、雪解けを待って６月、７月に山に入ります。熊と遭遇することもあるとか。よもぎ大福は、風味、色合いも絶妙で貴重な貴重な品となっています。

かたもち

幻とも言える新大正もち米に、エビ、青のり等を入れてもちをつき、薄く切り、
大寒の一月余りの間、縄で吊るして干したものです。寒の冷たさは、かたもちにうま味を加えます。手間がかかるにもかかわらず、気温の変化などで失敗するとひびが入り全てダメになります。根気と新潟の寒さが作り上げた昔ながらの絶品でしょう。オーブンで、油で揚げるとふっくらと揚がり、香ばしい香りが広がります。

田舎精進料理

・ごまどうふ

本葛粉に練りゴマを加え１５分以上弱火で手練りした本物のごまどうふです。

・煮豆

地元産大豆を固くしない様また柔らかくしない様に水に浸し弱火で４時間煮上げたものです。

・きゃらぶき

山フキを茹で一晩水で灰汁抜きをし翌日半日日陰干しを行い、自家製たれを加え３時間煮たものです。

・わらびのおひたし

塩付けわらびを湯と水で一晩かけて戻し、だし汁と酒などで味付けをしたものです。

スローフーズ

その他、車麸の煮揚げ、白和、かつお煮、ずいき（酢の物）、蒸し物（レンコンボール、ぎんなん、他）、ひじき煮、糸うり（酢の物）、そば湯カンテン、冷凍柿（デザート）、蓮根のしんじょもどき、コンブ煮、ふき味噌、かきのもと、里芋煮他　地元野菜を十分な時間をかけて煮るなどしたわがままな料理を揃えております。

定食料理には、上記の品々のうちから、季節に合わせて１０品位の料理をお添えしています。

伊吹の水

主人自らが手掘りし自噴している井戸水は、一年を通して水温が12度に保たれている伊吹の水です。たわわに湧き出て、料理、もち、手打そばのうま味を引き出してくれます。町の方々も、料理に、お茶に、酒の水割りにと、井戸水を汲んで行かれています。水質管理については、県保健所の水質検査を毎年行っております。